わたしの初歩的な不注意で、小麦を食べてしまいアナフィラキシーをおこしてしまった小麦アレルギーのnacoです。
救急車を呼んでもらい、1日入院した。
もくじ
小麦を食べてしまって救急車を呼んでもらった
もう、自分ではどうにもならなかった。
立ち上がることすらできず、床に倒れたまま吐き続けた。
どのくらい経ったのか、すごく長い時間にも感じたし、すぐだったような気もする。
救急隊員の方たちが来てくれた。
でも今は何を聞かれたのか、どうしたのかは思い出せない。
救急車に乗っていた時の記憶のひとつ。
息が苦しかった。
酸素マスクをつけられていたけど、苦しくて取りたかった。
このときは、このせいで苦しいんだって思った気がする。
エピペンは救急隊に打ってもらった
そして、エピペンは救急隊の方が打ってくれた。
たぶん、エピペンは握りしめていたと思う。
ずっとエピペンが気になっていた。
打たなきゃ、って。
でも、打てなかった。
もっと早くに打たないといけなかった。
自分で打つ場合は、しっかりしているときじゃないと打てない。
これは、今回ほんとうに勉強になった。
初期症状のときに打つ。
次回は早めに打とう。
病院へ
病院に到着してからの記憶もあまりない。
とにかく寒かった。
ブルブル震えていた。
わたしは不安で、手を繋いでいてほしかった。
少し落ち着いたときには、呼吸器、心電図、点滴が自分に着いていて、サチレーションを測るものを指に挟んでいた。
入院することに
病院の先生に、「今日は入院して、もうすこし様子をみましょう」と言われた。
わたしは帰りたいとずっと言っていた。
「大丈夫、もうだいじょうぶです。」
「死んじゃいますよ。」
一旦症状が落ち着いても、数時間後にもう一度ショック症状がおきることがあるから、とにかく今日は入院しようという話だった。
結局、入院した。
このときは大丈夫って思っていたけど、翌日の夜まで頭もぼーっとしていたし、体も歩いている感覚がおかしかった。
小麦アレルギーの他にアレルギーはありますか?
「小麦の他にアレルギーはありますか?」
この質問は何度もされたらしい。
会話ができるようになって聞かれたこと。
アレルギーはいっぱいある。
わたしはアレルギー検査の結果を写真に撮っておいていた。
もうわたしは大丈夫と思っていたけれど、スマホがうまく操作できない。
お気に入りに登録しておいたはずなのに、なんだかわけがわからなくて手間取った。
やっと見つけて、画面を見せた。
はじめての病院では自分のアレルギーを伝えることが大切
アレルギーがある人は、他にもアレルギーがあることが多いと思う。
私は、レベル1のものも含めると食べ物だけで8個、ハウスダストや、カビ、花粉などはレベル3のものが多く全部で25個のアレルギー反応がでている。
その中で、小麦が一番高くレベル4だ。
食べ物は、そば、大豆、りんご、キウイ、バナナ、ゴマ、エビがでているけれど大豆とゴマとエビは食べている。
フルーツは、口の中とのどがしびれる感じがしてあまり食べたくない。
そばもほとんどのものが小麦をつかっているので、食べない。
小麦以外の食べ物のアレルギーは普段はそんなに気にしていないので、聞かれても即答できなかった。
救急車で運ばれて、初めて診てもらう病院には自分の情報はゼロだ。
アレルギーの検査結果はいつも持っていた方がいいなって思った。
気が動転していて思い出せなかったり、正確に伝えられなかったりするので私はコピーしてエピペンと一緒に持っておこうと決めた。
HCUに一晩入院して、翌日に退院した
翌日はこの病院で新しいエピペンを処方してもらった。
エピペンがあっても安心ではないけれど、一日でもなかったら不安だ。
この際に、またエピペンとアナフィラキシーのガイドブックをもらった。
読んだことがあるはずなのに、知らなかったことがいっぱいあった。
今回アナフィラキシーをおこして、気がついたこと
・小麦を食べてから症状がでるまでの時間が早かった。
食べてすぐに、唇とのどの違和感があったけれど吐き気など重い症状がでるまで30分くらいだった。
今までは1時間〜1時間半くらい経ってから、症状がで始めていた。
・安易に動かない
食べたと気づいてから、いてもたってもいられずに、家へ帰ろうか車を運転して自分で病院へ行こうかとも考えた。
実際荷物をまとめて準備していた。
でも、動かなくてよかった。
車を運転していたら、大変なことになっていたし救急車を自分で呼べなかったと思う。
・エピペンは初期症状の段階で打つべし。
アナフィラキシーをおこしたことがある人は、初期症状のときに打った方がいい。
ガイドブックにも書いてあるし、先生もそう言われていた。
もしかしたら、大丈夫かも?もう少し待ってみようと思わずに、打ちましょう。
・アレルギー検査の結果は持ち歩こう。
救急隊の人や医師に伝えないといけないことは、あらかじめメモして常に携帯していたほうがいい。
自分だったり、家族だったりしても動揺していて答えられなかったりする。
他にどんなアレルギーがある、飲んでいる薬の情報もすぐにだせるようにしておきたい。
小麦アレルギーのわたしがアナフィラキシーをおこして、今思うこと
気をつけていたはずなのに、初歩的なミスで小麦を食べてしまった。
今回のわたしの経験が、少しでもおなじようなアレルギーを持つ人のお役に立てたらうれしいです。
そして、アレルギーを持ってない人たちにもアレルギーのことを知ってもらえるきっかけになったらいいなと思います。