こんにちは、グルテンフリー歴5年小麦アレルギーのnacoです。
グルテンフリーってご存知ですか?
聞いたことあるけれど、実際はどんなものを食べればいいのか食べてはいけないのかわからないですよね。
今回は、そのグルテンフリーについてです。
実はこのグルテンフリー、元々はグルテンアレルギーの人のための食事法でした。
でもグルテンフリーダイエットとして海外セレブやモデルが実践したら、美しく痩せたと話題になったり、アスリートが健康になって成果が上がったとして公表したことから、グルテンアレルギーのない健康な人たちにも広く知られるようになったんです。
日本でも少しずつ知られるようになった健康にもいいと言われるグルテンフリーはどんなものでしょうか。
もくじ
グルテンとは?
グルテンフリーのグルテンとはなんでしょう。
グルテンは、小麦、大麦、ライ麦などの穀物に含まれるタンパク質のことです。
小麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種で、グルテニンとグリアジンの2つが水を吸収して作られます。
麺類やパンなどをこねることで、ふわっと感やもちもち感をだしています。
小麦粉をつかって作った食べ物、パンやケーキ、パスタや日本食でいうとたこ焼きやお好み焼き、うどんなどにグルテンが含まれます。
グルテンは、食物アレルギーの原因となるタンパク質ですが、日本では小麦の使用は食品表示義務がありますが、グルテンの有無には法的表示義務がないのが現状です。
グルテンフリーとは?
グルテンを摂取しない食事法のことです。
もしくはグルテンを含まない食品のことです。
日本ではまだまだメジャーとは言えないグルテンフリーですが、欧米ではグルテンフリーと書かれた食品やレストランのメニューも多いようです。
グルテンが原因のからだの不調
小麦、大麦などのグルテンを含むものを摂取することで、体に不調をきたすことがいくつかあります。
・小麦アレルギー
小麦アレルギーは、グルテンではなく、小麦に含まれるたんぱく質に反応してアレルギー症状が出るものです。
身体中に蕁麻疹がでて、ひどくなるとアナフィラキシーショックという呼吸困難や、血圧の低下、意識障害などのショック症状を引き起こし、命を落とすこともあります。
小麦以外の大麦、ライ麦、オーツ麦も小麦とたんぱく質の構造が似ており、同じようにアレルギー症状を起こしてしまう人もいます。
- セリアック病
セリアック病はグルテンに対し異常な免疫反応が生じて、自分自分の小腸粘膜を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患の一つです。
症状は腹痛と慢性の下痢です。さらに、疾患が進行し重症化すると栄養状態が悪くなり、全身倦怠感や貧血が生じるケースもあります。
- グルテン不耐性(過敏症)
グルテン不耐性とは、グルテンを分解、消化するのが苦手な体質で、摂取すると慢性的な不調が現れます。
グルテン不耐性またはグルテン過敏症といいます。
症状は、便秘や下痢などの消化器系のトラブル、疲労感や倦怠感、めまい、頭痛などをです。
小麦をやめて生まれ変わった、テニスプレーヤのジョコビッチ選手
世界的テニスプレイヤーのジョコビッチ選手は小麦に対して強い不耐性を持っていて、グルテンフリーを実践したことで、パフォーマンスを劇的に向上させることができたのです。
わたしが体調が悪くなる原因が小麦にあるのではないかと気づいたきっかけが、このジョコビッチ選手の書いた『ジョコビッチの生まれ変わる食事』を読んだことでした。
結果的にわたしはグルテン不耐性ではなく、小麦アレルギーだったんですけれど、この本を読んだことでまずグルテンフリーを始めてみようと思った本です。
グルテンフリーで食べてはいけないもの
グルテンフリーでは、小麦を使ったものを避けなければいけません。
たとえば、パン、パスタやうどん、ラーメンなどの麺類。
お好み焼きや、たこ焼きも小麦粉が原料です。
あとは、ケーキやクッキーなどのスウィーツ。
グルテンフリーで食べられないものをまとめた記事がこちらにあるので、参考にしてみてください。
【グルテンフリー必見】小麦アレルギーで見落としがちな食品リスト
私の実践しているグルテンフリーのポイント3つ
1・パンをご飯に、小麦粉製品を米粉に置き換える
2・調味料を小麦不使用のものに変える
3・甘いものは和菓子かチョコレートにする
パンをご飯に、小麦粉製品を米粉に置き換える
グルテンフリーの方法は、小麦粉を口にしないこと。
パンはやめて、お米中心の生活に。
パスタやうどんも十割蕎麦やフォー、春雨などに置き換えます。
調味料を小麦不使用のものに変える
調味料にも小麦が含まれているので、注意が必要です。
わたしたち日本人がよくつかう醤油にも小麦がつかわれています。
醤油はいろんな料理や加工品につかわれています。
醤油を小麦粉不使用のものに変えると、食べられるものがすごく広がります。
他にも味噌やお酢、みりんなどにも含まれていることがあるので、注意が必要です。
お酢は、米酢や果実酢ならだいじょうぶ。
甘いものは和菓子かチョコレートにする
通常のケーキやクッキーは食べられないので、大福やぜんざいなどの和菓子かチョコレートをよく食べます。
和菓子でも小麦グルテンをつかっている場合があるので注意することをこちらの記事に書いてあります。
【小麦に注意!】柏餅、草餅などの和菓子にも小麦がつかわれているかも
ケーキやクッキーも米粉で作られたものもあるので、探してみるのもたのしいです。
ネットでもグルテンフリーのものが買えますよ。
グルテンフリーダイエット
ジョコビッチから火のついたグルテンフリーですが、海外のモデルやセレブが、美容やダイエットのためにグルテンフリーを実践してきれいになったと話題になりました。
日本でもグルテンフリーダイエットといものが、おしゃれなダイエット法のような紹介がされ、ちょっとしたブームになったようです。
グルテンフリーダイエットとは、あくまでもグルテンを摂取しないというものです。
糖質ダイエットや炭水化物ダイエットとは根本的に違います。
小麦を食べないことによって、ダイエット効果があるかどうかは医学的には証明されていませんが、パンやパスタ、ピザ、ハンバーガーなどを食べなくなることで、食べ物への意識が変わり必然的に痩せるのかもしれませんね。
小麦をお米にかえて、バランスよく食べるといいですね。
小麦アレルギーの私はグルテンフリーライフを楽しむ
あれも食べられないこれも食べられないと思うと悲しくなってしまいますが、米粉やトウモロコシ粉、大豆粉など、小麦粉にかわるものがいっぱいあります。
それまでは、なにも考えずになんでも食べることができるのが日常でした。
わたしの場合は、小麦アレルギーになってはじめて食べられないものができて、なんでも食べれることはありがたいことだったと感じています。
食べることのできるよろこびは、グルテンフリーを実践してみて知りました。
小麦には依存性があると言われていますが、わたしも実際にパンが大好きで「もう一生パンを食べることはないんだ、耐えられるかな」って思いました。
でも、今はパンを食べたいと思うことはほとんどありません。
逆に、お好み焼きはあまり好きではなかったけれど、米粉で作るお好み焼きはお腹にずっしりとこなくて小麦粉で作ったものよりわたしは好きで、お好み焼きもよく食べるようになりました。
ダイエットのため、健康のため、病気のため、いろんな理由があると思いますが、グルテンフリーをたのしんでできるといいですね。
米粉パンや米粉パスタもありますよ。
小麦粉の商品より、おいしいと感じるものもあります。