大人になってから小麦アレルギー、大麦、ライ麦、オーツ麦もアレルギーのnacoです。
何かを食べて体調が悪くなっても、小麦が原因なのか、大豆なのか、何が原因なのかわからないですよね。
その原因を特定するのが、プリックテスト です。
小麦アレルギーを診断されるには、いくつかの検査を受けます。
わたしが行なったのは、血液検査とプリックテスト です。
わたしの血液検査のデータはこちらの記事
に載せています。
小麦アレルギーの診断は、血液検査だけではわからないんです。
血液検査で陽性(アレルギー反応あり)が出ても、食べても症状が出ないこともあるし、陰性でも体調が悪くなる人がいます。
なので、血液検査プラス他のテストをして、小麦アレルギーって診断されます。
もくじ
皮膚プリックテスト
わたしが受けた小麦アレルギーの検査でプリックテストというものがあります。
プリックテストとは
プリックテストは、即時型アレルギーの症状の原因を特定するための検査です。
食物アレルギーだけじゃなく、花粉症や金属アレルギー、ラテックスアレルギーなど色々なアレルギーの検査ができます。
プリックテストの検査方法
プリックテストの検査方法は、細い針を前腕屈側に刺して小さな孔をあけ、その上に調べたい抗原(アレルギーの原因物質)を置いて、15分ほどそのまま待ちます。
蕁麻疹に似た皮膚症状が出現したら、陽性であると判定となり大きさを測ります。
プリックテスト検査のできる人
赤ちゃんからできるので、全ての年齢の人が検査を受けることができます。
プリックテスト検査前にしたこと
わたしもプリックテストを受けました。
どのような流れで検査したのか、わたしがした検査の流れを思い出してみますね。
プリックテストの予約
まず、わたしの通う病院ではすぐにプリックテストは受けられません、順番待ちです。
とにかくなるべく早い空いている日に予約を入れました。
たしか3、4ヶ月待ちだった気がします。
事前にプリックテストの説明を受け、同意書ににサインしました。
注意事項
わたしは毎日抗アレルギー薬を飲んでいるので、プリックテストの検査日4日前から、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬の服用を中止します。
内服していると、陽性反応が明らかにでなくなるそうです。
検査材料の準備
検査材料は自分で準備して、当日に持参します。
10種類まで調べられると聞いて、大麦やライ麦などの麦も買って用意しました。
果物は小さくカットして袋に入れました。
事前に説明があったので、100円ショップでケースや袋を購入して準備しました。
ひとつひとつビニール袋に入れて、番号を書いたケースに入れます。
わたしのしたプリックテスト検査
当日は混ざらないように小分けにして準備した検査材料を持って行って、受付で渡しました。
その中で、却下されたものが3点あって、病院で用意してくれたものもありました。
検査項目
- 生食
- ヒスタミン
- 薄力粉(濃度0.5)
- 強力粉(濃度0.5)
- グルテン(濃度0.5)
- 小麦
- ニトリル
- ラテックス
- 大麦
- ライ麦
- オーツ麦
- メロン
- キウイ
- バナナ
結局検査するものは赤色が病院で用意してくれたもの、緑色が自分で用意したものです。
生食とヒスタミンは、比較対象のために必ずするものみたいです。
検査開始
調べる項目を書いたシールを3センチ間隔くらいに3列腕に貼っていきます。
アレルゲンを1滴皮膚に垂らしてから、専用の針で皮膚に穴を開ける。
傷をつける程度なので、全然痛くないです。
そのまま15分待つ
待合に戻って、15分待ちます。
この待っている間、見ているとどんどん膨らんできて痒くなってきます。
でも触ってはいけないのでひたすら我慢。
測定する
長かった15分が経ち、測定です。
専用の測定するメジャーでぷっくりしている部分の大きさを測って記録していきます。
プリックテストの結果
これでプリックテスト は終了です。
検査は1時間くらいで終わります。
検査結果がこちら。
心配していたラテックスやバナナは陰性でした。
小麦や大麦など麦類、グルテンなどはやはり陽性でかなり大きく出ていました。
プリックテストの料金
わたしが検査の日に支払った料金は1,500円でした。
検査料が259点、診療料、処方箋料などが241点、計500点の3割負担で1,500円でした。
あくまでわたしが支払った金額で、病院によってちがうと思いますが目安にしてください。
プリックテストの感想【まとめ】
- 全く痛くない
- 血も出ない
- でも15分の間とても痒い
- 検査にかかる時間は1時間くらい
- 検査料は1,500円
プリックテスト は痛いのかなぁ、血が出たらやだなぁって心配してる人、大丈夫ですよ。
痛くないです。
プリックテストは自分のアレルギー源がなにかということを、自分の目で確認できて納得できます。
もしかしたらアレルギーかも?と思っていたものが実はちがっていることがわかったのがとてもよかったです。
わたしの通う病院では、血液を調べるIgE検査とこのプリックテストの結果でアレルギー診断されました。
小麦、大麦などの麦類は完全除去しましょうという診断でした。
今わたしは治療というものはしていませんが、アレルギー症状を抑える抗ヒスタミン薬を1日1錠飲んでいます。
経口減感作療法について
これまで、食物アレルギーに根本的な治療方法はなく、必要最小限の食物除去を行いながら定期的に血液検査を行い、時期がきたら負荷試験を行って食べられるようになったかを確認していました。しかし最近、経口減感作療法が世界的に行われるようになり、その効果が確認され始めています。食物アレルギーが治らなかった患者さんや、より早く治るための治療方法がいま世界中で研究されています。しかし、現時点ではまだ研究段階にあり、単に“食べれば治る”という簡単なものではありません。うまく減感作されなかったり、治療中に強いアナフィラキシー症状が出ることもまれではありません。
経口減感作療法は、食物アレルギーの専門性の高い医療機関や医師のもとで慎重に行われるべきなので、安易な気持ちで行うことは絶対に勧められません。アレルギーiHPより引用
わたしの通う病院では、臨床研究を行なっていてその研究に協力しています。
協力と言っても血液を研究につかっていいですよってサインをするだけなんですけど。
でもアレルギーの研究にはできるだけ協力したいと思っています。
花粉症などのアレルギーは免疫療法など、どんどんあたらしい治療が確率されてきています。
「皮下免疫療法」など家で服用するものなどが出てきて、どんどん進んでいますよね。
食物アレルギーの5年後10年後には、治療ができるようになったりして明るい未来があるんだろうなってすごく思います。
今は血液検査で陽性反応があるけど、食べているものがいくつもあるよ。