米粉の魅力にはまって米粉の勉強をしている小麦アレルギーのnacoです。
わたしは小麦アレルギーです。
小麦アレルギーのため、小麦粉製品が食べられません。
はじめは小麦粉の代わりとして米粉をつかいはじめたんですが、米粉を使えば使うほど米粉のことがどんどん好きになりました。
そして今、米粉のことをもっと知りたいと講座に通って勉強しています。
米粉の勉強をしていて、びっくりしたのが米粉の種類です。
はじめて聞く米粉もあって、日本人なのに知らなかった〜〜〜っておもってます。
今回は、わたしの大好きな米粉の魅力を紹介したいと思います。
もくじ
まずはじめに、米粉ってなに?
米粉とは、その名のとおりお米を細かく粉砕して粉状にしたものです。
みなさんご存知の、白玉粉や上新粉も米粉です。
水に浸してから粉砕する、乾いたまま粉砕する、熱を加えるなどいろいろな製粉方法があります。
お米の種類や製粉方法で米粉の種類が決まります。
日本では主に和菓子を作る材料としてつかわれていました。
今では、パンやケーキなどの洋菓子、麺類にもつかわれるように新しい製粉方法でつくられた米粉をつかったものが登場して、米粉は新たな食材として注目されています。
英語ではライスフラワー(Rice flour)といい、フォーやビーフン、ライスペーパーなども米粉でつくられているんです。
米粉の種類
米粉といっても、種類が様々です。
お米の種類、焙煎状態、精米度合、粒子の大きさや精製度合によって分類されます。
米粉になるお米は2種類、「うるち米」と「もち米」です。
「うるち米」は普段食べている「あきたこまち」や「こしひかり」といったお米です。
「もち米」はお餅やお赤飯などにつかわれる、もっちりとした粘りのあるお米です。
製造方法により「生粉製品(ベータ型)」と「糊化製品(アルファ型)」に分類されます。
「生粉製品(ベータ型)」はお米を生のまま粉砕して粉にしたもの。
「糊化製品(アルファ型)」は焙煎して粉にしたものです。
製粉技術の進歩によっておいしい米粉パンが作れる
お米を米粉にする製粉技術は「気流粉砕」により、米粉をより微細にできるようになりました。
今までは、お煎餅や和菓子につかわれていた米粉ですが、従来の製法ではここまでできなかった微細な米粉を作ることが可能になったことで、これまで利用できなかったパンや洋菓子にも使われるようになりました。
米粉の5つの魅力
米粉には小麦粉にない魅力があります。
その中の5つを紹介します。
おいしい
なにより米粉はとってもおいしいです。
米粉で作られたパンやパスタはもちもちしていてとてもおいしいです。
グルテンフリー
米粉にはグルテンが入ってないため、小麦アレルギーやグルテンに対して耐性のない人が安心して食べられます。
パンやうどん、パスタなどの麺類、お好み焼きなど小麦粉の代わりとして様々な料理につかえます。
米粉は小麦アレルギーのわたしにとっては、無くてはならない食材です。
料理につかいやすい
お菓子などを作るとき、小麦粉は必ずふるいます。この一手間がめんどくさいんですよね。
米粉の場合、小麦粉よりさらっとしていてダマになりにくく、ふるわずにそのままつかうことができます。
シチューなどの料理のときにも、小麦粉の場合、粉っぽくダマになってしまうため、バターで炒める必要がありますが、米粉の場合は必要ありません。
水で溶いて混ぜるだけです。
簡単にできて、時間短縮にもなります。
ヘルシー
米粉は小麦粉に比べ、油の吸収率が低いんです。
数値で見てみると、米粉21%、小麦粉38%です。
例えば、小麦粉を米粉に変えて天ぷらを揚げると、サクサク感が持続するんです。
「アミノ酸」という成分で合成された「タンパク質」ですが、なかでも体内で生成されない「必須アミノ酸」という重要な栄養素が高いのが米粉です。
数値が高いほど良質な「アミノ酸スコア」で比較すると、小麦粉41に対し、米粉65という結果です。
小麦粉より米粉の方が良質なタンパク質を含んでいるということです。
日本の食料自給率の向上
米粉はお米からできています。
米粉のほとんどは日本のお米です。
米粉の需要が伸びるということは、日本の農業が活性化され、食料自給率の向上にもつながります。
輸入品の小麦粉を食べる代わりに、日本の米粉をどんどん食べましょう。
米粉のデメリット
米粉の魅力をあげましたが、デメリットもいくつかあります。
小麦粉に比べると値段が高い
小麦粉に比べ、値段が高いです。
1kgの薄力粉が200円前後なのに対し、米粉は1kg 500円から1000円くらいします。
これはかなり痛いです。家族全員グルテンフリーにできない原因はここにあります。
需要が増えて、もう少し安くなってくれることをねがいます。
スーパーでは手に入りにくい
小麦粉は普通のスーパーやコンビニでも買うことができます。
米粉の場合、製菓材料店やAmazonなどのネットで購入することになります。
水分の微調整が必要
米粉はおなじメーカーでも微妙に異なるため、水分量など粉に合わせて微調整が必要です。
レシピがあっても、米粉によって水分吸収量やスピードが違ってくるためその都度調整が必要になります。
そこが慣れるまでは米粉の扱いがむずかしいところです。
おすすめの米粉
米粉は様々な種類があるというお話をしました。
では、どの料理にどんな米粉があうのかと、わたしのオススメの米粉を紹介します。
万能!まず最初に買うなら「共立の米の粉」
レシピ本にもよく紹介されて載っている、パンやケーキ作り、お料理にとなんにでも使える米粉です。
コスパもよく、スーパーでも手に入りやすいです。
はじめて米粉を買うなら、この米粉がいいと思います。
パン作りにぴったりのパン用米粉
パン作りにはやっぱりパン用の米粉です。
いちばんのおすすめはこちら、ミズホチカラです。
製パン用に特殊粉砕した米粉です。
熊本県産のお米、ミズホチカラを100%使用しています。
表皮が薄く、ソフトな食感でモチモチとしたパンを作ることができます。
ミズホチカラのことを詳しく書いた記事はこちらから
グルテンフリーの米粉パンに適した米粉【ミズホチカラ】とは?
楽天やアマゾンで購入できます。
100%国産のあきたこまちを超微粉砕したした米粉にアルファ化した米粉をブレンドしたもの。
ノングルテン の米粉パン作りに適した配合でブレンドされているので、あとは砂糖、塩、酵母、温水だけで簡単に「ノングルテンの米粉パン」をつくることができます。
表皮が薄く、ソフトな食感の国産うるち米でできた米粉。
ふっくらと良く膨らみます。
ケーキなどのスポンジに製菓用米粉
パン用とのちがいは、うるち米のみを100%使用した微粒粉末であることが各メーカーの共通点です。
米粉は小麦粉とはちがってダマにならないため、使用する直前にふるわなくてもよいというメリットもあります。
薄力粉同様、スポンジ、シフォン、タルト、パイなどさまざまなお菓子にご利用いただけ、上新粉に比べてキメが細かく、なめらかな食感、そしてしっとり感が持続します。
パンケーキやホットケーキのミックス粉
パンケーキやホットケーキを作るのに、失敗しないミックス粉があります。
ベーキングパウダーやお砂糖がミックスされているので、卵や牛乳を加えるだけというお手軽に作れる粉です。
わたしのいちばんのオススメがこちら
米粉に大豆粉をがミックスされていて、フライパンで焼いていると香ばしい香りがします。
大豆粉と米粉ののパンケーキミックスの記事はこちらから
無印良品もおすすめです。
無印良品のパンケーキの記事はこちらから
小麦アレルギーでも食べられる、無印良品の【自分で作る 米粉のパンケーキ】はしっとりおいしい
お好み焼き米粉ミックスや米粉の唐揚げ粉や米パン粉
こんな米粉もあります。
↓簡単、混ぜるだけのお好み焼きのミックス粉。
↓お米で作ったからあげ粉。
↓米粉パンをパン粉にした、米パン粉。
米粉のメリットデメリット とおすすめの米粉のまとめ
いかがでしたか?
米粉は今、ものすごく注目されている食材です。
米粉はアレルギーの人の代替食品でおいしくないというイメージがあるかもしれませんが、それは昔のはなしです。
今は特殊な粉砕製法の開発などで、米粉商品はしっとりしていてとってもおいしいパンやケーキがすごく多いです。
アレルギーのある人は、自宅で米粉をつかって調理することで、外食で食べられないものも食べられます。
お好み焼きや蒸しパンは、小麦粉を米粉に置き換えるだけで簡単においしく作れますよ。
ぜひ、米粉にチャレンジしてみてください。
米粉をつかったレシピも公開していく予定ですのでおたのしみに~~。
>>>グルテンフリー米粉パン【おいしい玄米丸パン】がおいしくてオススメ
>>>小麦アレルギーが【米粉パン】を買うときに注意する3つのこと