小麦アレルギーになって、何が悲しいかって「ビールを飲めないこと!」って人絶対多いと思う、小麦アレルギーのnacoです。
ビールは麦芽から作られていて、小麦アレルギーの人はビールが飲めません。
梅酒や缶酎ハイ、ワインなど、他にもアルコールはあるけれど、やっぱりビール飲みたいですよね。
でも梅酒や他のお酒にも小麦入りのものがあるので、気をつけないといけないんです。
ビール以外にも気をつけなければいけないお酒について書いた記事はこちらから
なので、今回は麦をつかわない国産のビールを調査してみました。
海外製品はいろいろあるんですが日本にははっきりと【グルテンフリービール】と言っているものはありません。
でも、麦芽を使っていない第三のビールというものが日本にはあります。
ネットで注文しなくても、飲みたいときにサッと買える手に入れやすいビールを探してみました。
結論、コンビニでも手軽に手に入る麦芽を使っていない第三のビール1つとノンアルコールビール1つを見つけました。
もくじ
小麦アレルギーがビールを飲んじゃダメ?
小麦アレルギーの人はビール飲んじゃダメって言われているけど、そもそもビールの原料の中で何がダメなの?って疑問。
ビールのCMで「麦芽100%とホップでつくった」とか宣伝されているけど、麦芽とかホップってなに?ってところを調べてみたよ。
ビールの原料
原料は水、麦芽などのデンプン、ビール酵母、ホップなどです。
多くの場合、大麦の麦芽を主原料とし、副原料としてアサ科のホップやトウモロコシ、米、砂糖等が使われる。
麦芽
ビールの麦芽は基本的に二条大麦から作られています。
麦芽って麦とはちがうのかな?麦と麦芽の違いってなんだろう?という素朴な疑問がありますよね。
麦芽は麦なんです。
麦を少しだけ発芽させたものを麦芽って言います。
ホップ
ビールに欠かせないホップ。
ビールに使われるのはホップの花の部分で、このホップがビール独特の香りと苦味をだしてくれているんです。
ホップによって味が決まると言っても過言ではないくらいみたいですよ。
ビールと発泡酒と第3のビールって何がちがうの?
ビールというのは基本的に「麦芽」を使用していること。ビールを名乗るなら、麦芽を3分の2以上使用しなければいけない。
「麦芽の使用量」によって「税金額」が変わり、「種類」が変わる。
発泡酒は麦芽はそれ以下の麦芽使用料となる。
そして第3のビールは麦芽を使用せず、代わりに大豆などを使って作られる。
ビールとは「麦芽」の飲み物であるということが大前提で、麦芽を全く使用しないものを第3のビールと呼びます。
小麦アレルギーの人も飲める日本のグルテンフリービール【キリンのどごし生】
日本では【のどごし生】がアルコール度数 5%の小麦、麦、麦芽を使っていないビールと同じような味わいの第3のビールと呼ばれている発泡酒です。
原材料は、ホップ・糖類・大豆たんぱく・酵母エキスで「のどごし生」に含まれる原料はすべて遺伝子組み換えでないものを使用。
麦芽の代わりに大豆を使っています。
ファンが多いのもわかるな〜。
気になる酵母エキスの成分をキリンビールに確認
【のどごし生】の原材料の中で気になるのが「酵母エキス」です。
「酵母エキス」が小麦や麦を原料としているものではないか電話でキリンビールに確認してみました。
わたしが小麦アレルギーということも伝えた上で、質問しました。
- 酵母エキスの成分は何か?
- 小麦アレルギーの人が飲んでも大丈夫か?
- グルテンフリーなのか?
- 「酵母エキス」の成分は アミノ酸・ペプチド・核酸成分で、小麦、麦など一切使っていない。
- 【のどごし生】すべての成分で、小麦、麦などの麦類は使っていない。
- ただ、麦芽が原料のビールと同じ製造ラインをつかっているので、アレルギーのある人に100%安全とは言えない。
- グルテン含有量の検査をしていないので、グルテンフリーかどうかはわからない。
グルテンフリーノンアルコールビールは【アサヒ ドライゼロ】
ノンアルコールビールもあります。
【ドライゼロ】はアルコール分 0%で小麦、麦、麦芽を使っていません。
原材料は、食物繊維、大豆ペプチド、ホップ、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)です。
スーパーやコンビニで手軽に買える
この【のどごし生】とノンアルビール【ドライゼロ】はスーパーやコンビニでも手に入ります。
わたしが見た、お酒を扱うコンビニ、スーパーではどこでも売っていました。
グルテンフリーの商品は価格が高いことと、手に入れにくいという問題がいつもあります。
↑はコンビニで売られていた価格です。
値段はビールの1/3くらいで買えますね。
スーパーで買うのが一番安く買えそうです。
コンビニやスーパーでいつでも買えるっていうのは、本当にうれしいですよね。
小麦、大麦をつかっていないけど本当にグルテンフリーなのか?
お酒はアレルギー表示の義務がないんです。
小麦が使われている成分が入っていてもアレルギー表示はされません。
【のどごし生】【ドライゼロ】どちらにもグルテンフリーとは記載されていません。
原材料に麦を含むものは見当たりませんが、キリンビールさんも言ってましたが、麦芽を扱うビールと同じ工場で生産されているので、コンタミネーションの可能性は0ではありません。
【のどごし生】【ドライゼロ】どちらとも原材料には小麦、大麦、麦芽は使っていませんので、ほぼグルテンフリーだと思われます。
もういちど言いますが、麦芽をつかったビールと同じ製造ラインで作られています。
もちろん工場のラインの機会の洗浄はきちんとされていると思います。
しかし、コンタミネーションが全くないとは言い切れません。
原材料に麦がつかわれていないこと、飲食店ではグルテンフリービールとして取り扱われていることなどもあって、限りなく、グルテンフリーと言えるとわたしは思います。
「第3のビール」でも 『クリアアサヒ』や『金麦』は大麦・小麦が使われているよ。
日本製の小麦アレルギーでも飲めるビール風飲料のまとめ
小麦アレルギーの人は食べられるものがとても狭まれていつも不便を感じています。
ビールを飲むことが楽しみだったって人も多いと思います。
お酒の席で、自分だけビールを飲めなくて場をしらけさせてしまうんじゃないかって心配する方もいるかもしれません。
なので本物のビールじゃなくても、こういった第3のビールを飲めることはうれしいですよね。
コンビニやスーパーでも買えるので、買い忘れたなんてときにもすぐ買えますね。
アレルギーの出方や症状は本当に人それぞれです。
ご自身のカラダと相談しながら、上手に食べたり飲んだりして楽しめるといいなって思います。