原材料表示の【麦】の文字がとっても気になる、小麦アレルギーのnacoです。
小麦アレルギーの場合、除去するものが小麦だけでなく、大麦、ライ麦、オーツ麦も除去している人がいます。
わたしもそうです。
その場合、アレルギー表示に小麦が書いてなくて安心してしまって、原材料に麦がつかわれていたっていうことが起きます。
なので、麦を除去しているなら、アレルギー表示と原材料表示の両方を確認しないといけないんです。
もくじ
コーンフレークやチョコフレークにつかわれる麦芽エキス
セブンイレブンのチョコフレークのアレルギー表示に小麦がなかったので、買おうとおもって原材料を確認したところ、【麦芽エキス】【モルトシロップ】の文字が。
麦がつかわれていても、アレルギー表示に小麦は書いてありません。
特定原材料とアレルギー表示のことを知りたい人はこの記事を読んでね↓
麦芽糖はよくみるけど、【麦芽エキス】【モルトシロップ】ってなんだろう?って思って、今回調べてみました。
まずは麦芽糖について知りたいと思ったら、こちらから↓
まず、気になる麦芽からいきましょう。
麦芽ってなに?モルトって?
麦芽は麦です。
麦の種子を発芽させたものを麦芽と言います。
【芽がでた麦】です。
ふつうは大麦麦芽をさします。
麦芽を英語で言うとモルト(malt)です。
麦芽エキス
麦芽エキスとは?
麦芽エキスは、麦芽から精製されたもので、食品の味付け・色付け等に使用されます。
大麦を圧縮し、糖化させたもので茶色で甘みがあります。
モルトエキスと呼ばれることもあります。
麦芽エキスの原材料とアレルギー表示
何種類かの麦芽エキスを調べてみたら、大麦100%のもの、大麦ととうもろこしのもの、小麦が含まれるものがありました。
アレルギー表示に【小麦】と書いてあるものと、アレルギー表示が書いてないものがありました。
麦芽エキスを使う食品
コーンフレークはかなりの確率で入っています。
他にも調べてみたら、パン、お菓子、キャラメル、飴、ココアなどの飲み物、ビール、ふりかけ、たれやソースなどにつかわれています。
モルトシロップ
モルトシロップとは?
モルトシロップは麦芽エキスと同じものだと思われます。
商品名がモルトシロップの名称に麦芽エキスと書いてあるので、麦芽エキスと同じものですね。
製パンにつかわれるモルトシロップ
パンを作るとき、特にハード系のバゲットなどを作るときによくつかわれるそうです。
モルトシロップの種類
モルトシロップは、外国産(イタリア産が多い)のものがユーロモルトと呼ばれて、国産のモルトシロップとは別の名称で呼ばれることもあります。
モルトパウダーという粉末のものもあります。
麦芽エキス、モルトシロップはグルテンフリーか?
麦芽エキス、モルトシロップはグルテンフリーではありません。
100%麦が原料か、麦とトウモロコシが原料なので、グルテンフリーではないです。
小麦アレルギーの人は食べられるの?
小麦アレルギーで麦は食べられる人
小麦が使われているもの、小麦のアレルギー表示があるものもあるので製造元に確認するほうがいいですね。
小麦アレルギーで麦も食べられない人
小麦アレルギーで、大麦やライ麦にもアレルギーのある人、食べると症状が出ちゃう人は、麦がつかわれているので、避けたほうがいいです。
その食品にどのくらいの量がつかわれているのかわかりませんが、麦を食べないようにしているなら食べられません。
麦芽エキス、モルトシロップのまとめ
小麦アレルギーの場合、大麦は交差抗原性で感作がある場合もあると言われています。
それはひとそれぞれで、一概には大丈夫、大丈夫ではないと言い切れません。
わたしの場合、食べると症状がでるので麦は避けています。
なので、麦芽エキス、モルトシロップが入ったものは避けます。
ここでややこしいのが、似たような名前のものが混在するからです。
麦芽糖、麦芽エキス、モルトエキス、モルトシロップ・・・
麦芽エキスがよくつかわれているもの
小麦アレルギーの人は、ただでさえ食べられるものの幅がせまいので、食べられるものは極力食べたいです。
名称に麦芽がつくものはちょっとややこしいけど、原材料を知って自分の除去するものを把握しておくといいですね。
危ないかもしれないからやめておくっていう食べ物が、少しでも減って、安心して食べられるといいですよね。