原材料表示を見ると、麦芽糖の文字にドキドキしてしまう、小麦アレルギーのnacoです。
小麦アレルギーやグルテンフリーをしていると、原材料表示を見て小麦が入ってないか確認しますよね。
わたしも食べ物を買うときは、必ず確認しています。
そのときにドキッっとするのが【麦芽糖】の文字です。
麦って書いてあるから、食べていいの? 食べちゃダメなの?って心配になりますよね。
でも麦芽糖って甘いものを買うときにはよく見かけるんです。
「麦芽糖ってだいじょうぶ?」って聞かれることもよくありますが、答えは微妙なんです。
もくじ
ほとんどの麦芽糖はとうもろこしやじゃがいものデンプンから作られる
麦芽糖は、ほとんどがとうもろこしデンプンやじゃがいものデンプンから作られています。
ほとんどがとうもろこしや、じゃがいもから作られているんですが100%じゃないんです。
製品によっては麦由来のものもあるようです。
小麦由来である場合は【小麦を含む】と記載されています。
でも、大麦をつかっていても記載義務がありません。
大麦もダメで過敏な方は、なに由来なのか確認したほうがいいですね。
ほとんどが、とうもろこしデンプンだけれども、麦芽糖と書いてあるだけでは実際はなにが原料なのかわからないんです。
もともとは麦から作られていたので、麦芽糖という麦と関係のあるような名前がついてしまったようです。
今は、とうもろこしがほとんどのようです。
まぎらわしいですよね。
麦芽糖って結局なんだ?
麦芽糖は砂糖ではないんです。
マルトースとよばれる化学成分の名称です。
麦芽糖はブドウ糖が2つ結合したもので、二糖類に分類されます。
マルトース(麦芽糖)、スクロース(ショ糖)、ラクトース(乳糖)といったものが二糖類です。
水飴の成分で、甘みが少なくあっさりしていて、つやがでるのが特徴です。
砂糖でもなければ、麦でもないんですね。
まぎらわしいな〜〜。
小麦アレルギーの人は原材料表示に【小麦を含む】がなければ安心
小麦アレルギーで、麦がだいじょうぶな人は原材料表示に【小麦を含む】と書いてなければ小麦は使われていないのでだいじょうぶです。
小麦を使っているものは添加物も原材料表示に記載する義務があります。
ここで気にしてほしいのが、小麦以外の麦もアレルギーがある人。
私は重度の小麦アレルギーで、医師から小麦・大麦・ライ麦・オーツ麦の全ての麦を完全除去という指導を受けています。
小麦アレルギーだと、ライ麦・大麦・オート麦などに交差反応することがあります。
小麦以外の麦にもアレルギー反応を起こしてしまう人は、気をつけないといけないです。
アレルギー表示の義務は小麦だけで、小麦以外の麦が入っていてもアレルギー表示に記載されません。
なので、微量でも麦に反応してしまう人は製造元に確認するしかないです。
原材料表示の見方はこちらにくわしく書いてるので気になる方は読んでみてね。
>>>【小麦アレルギー必見】特定原材料などアレルギー表示をわかりやすく解説したよ
麦芽糖は100%グルテンフリーとは言えない
まとめると
ということで、100%グルテンフリーとは言えないということになります。
麦にも反応しますが、麦芽糖入りのものを食べてアナフィラキシーなったことはないです。
あくまでわたしの場合なので、微量の麦にも過敏に反応するかたは、製造元に確認したほうがいいですね。
わたしの感想【まとめ】
- 麦芽糖のほとんどは、とうもろこし・じゃがいものデンプンである。
- 小麦にだけアレルギーのある人は、原材料を確認して小麦の文字がなければ安心。
- 微量でも麦に反応してしまう人は、製造元に確認する。
麦芽糖のほとんどが、とうもろこしやじゃがいものデンプンから作られています。
でも100%麦が使われていないとは言い切れないので、心配な人は製造元に確認してくださいね。
小麦アレルギーの人は、ただでさえ食べられるものの幅がせまいので、食べられるものは極力食べたいです。
危ないかもしれないからやめておくっていう食べ物が、少しでも減って、安心して食べられるといいですよね。