苦手なことにもチャレンジするってだいじ。
チャレンジした先にあるものが見えたら、それは「得意なこと」にならなくても、自分の自信につながり、どんどんチャレンジできるようになる。
わたしが前のお店で、実際にあったこと。
ひとの可能性は無限にあって、それをじぶんで苦手、限界って決めたり、
なにより、他人が「この人には無理!って決めつけちゃうことは成長を阻止していること。
わたしはチャレンジして、「ちいさな成功体験」を積み上げて自信をつけた子のストーリーをみた。
それは、ドラマよりもすばらしくわたしのこころに響いた。
1年も経たずに閉店した、前のお店でのはなし。
おとなしく、目立たない、人見知り
彼女はお店のオープ二ングメンバーで、フリーターだったのでほぼ毎日お店に入っていた。
フリーターの子は毎日お店にいて、お店の主力メンバーとしてアルバイトリーダー的存在になる子が多いなか、彼女は目立たない存在だった。
控えめで、気をつけていないと本当に存在を忘れてしまいそうな子だった。
接客をたいせつにするお店
お店ではお客さまとのふれあいをたいせつにしていた。
入り口でラーメンの説明をする。
ラーメンを提供するときに食べ方の説明をする。
決められた言葉を言うだけと思うかもしれないけれど、人と会話するのが苦手な子は、慣れるまではこれもはずかしい。
まず、お客様の顔を見るということもはずかしい。
それでもやっていくうちに、できるようになる。
じぶんのことばでお客様と会話をする
次にわたしたちがやろうとしたことは、「お客さまに感想をきく」ということ。
そこから、お客さまから質問があったりして会話を発展させる。
これはなかなかハードルが高かった。
接客が得意な人にはたのしいことだけれど、人見知りの彼女にとっては声を掛けるということは勇気のいること。
お客様に声をかけるというのは、タイミングや声のかけかたがむずかしい。
彼女はなかなかできずにいた。
きっかけをつくろうと、まずはお客さまのところにいっしょに行くところからはじめた。
「いかがですか?」デザートをだすタイミングで声をかける。
なんどもいっしょに行ってやってみる。
そのうち、ひとりで行けるようになった。
感想をノートに書いていく
お客さまにきいた感想をノートに書いていくことになっていた。
ひとり一日1回が目標だった。
でもそのうち、彼女の名前が目立つようになってきた。
一日になんどもやっていた。
はじめは、嫌々やっていたことをじぶんから積極的に声をかけるようになっていた。
なにより、笑顔が輝いていた。
挑戦した先にあるもの
わたしは、すごいなと思った。
苦手なことに挑戦するということ。
挑戦した先になにがあるのかわからないけれど、やってみるということ。
やってみたことが自信につながり、どんどんやってみたくなるということ。
彼女が、人見知りを変えたいと思っていたかどうかはわからない。
このことによって、人見知りが解消できたのかもわからない。
でも、彼女のこころが変化したのは確かなこと。
勇気がいることだったとおもう。
はずかしかったとおもう。
でも、挑戦したことで、たのしくなった。
じぶんにもできるんだという自信ができた。
そうしたら、笑顔も自然にでるようになった。
彼女に教えてもらった。
人は変われる。
可能性は無限にある。
誰にでも無限の可能性がある
10代20代の人にはじぶんでもわからない可能性があって、それを広げるのはじぶん。
じぶんで広げることができるのを知った人はどんどん広げて行ける。
なんでもできるんだって思える。
じぶんには無理だって思うことも、挑戦しようとおもうことがたいせつで、挑戦した先には成功しかない。
やめない限り失敗はない。
わたしは47歳で、わたしにも無限の可能性がある。
わたしも死ぬ直前まで、じぶんの可能性を信じて全力でチャレンジし続けたい。