店長の仕事はアルバイトを愛すること 〜アルバイトが辞める理由〜

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わたしの働いている会社の他の店舗で突然アルバイトの子が辞めてしまった。

アルバイトの子が突然辞めるとき、それは店長の愛が足りなかったから。

自分がお店にとって必要でない、店長に必要とされていないって感じるからアルバイトは辞める。

 

店長の仕事はアルバイトを愛すること

 

そう思うようになった過去の苦い経験を思い出した。

わたしの痛い経験

わたしがはじめて店長をしたお店でのできごと。

わたしのとても痛い経験で、でも、じぶんがやっていなかったこと、やらないといけないことが見えたできごと。

 

お店のアルバイトの子が突然来なくなったことがあった。

朝7時半からモーニングをやっていて、そのアルバイトの子は毎日学校に行く前に1時間半アルバイトをしていた。

 

わたしは毎日ラストまでお店にいたので、朝は毎日9時くらいに出勤していた。

 

早朝にお店に入るそのアルバイトの子とはあまり会うことがなかった。

わたしは店長だったのに。

 

会ったときには、いつもありがとうを言っていたつもりだった。

 

でも、あまりコミュニケーションをとってないその子に自分との距離を感じていたのは事実。

わたしがそう感じていれば、その子も同じことを感じていたと思う。

 

あのときのわたしはそれがとても重大なことで、もっと真剣に考えなければいけいことだと思っていなかった。

 

そのアルバイトの子は自分の感情をぶつけてくるタイプではなかったので、何を思い考えているのかわからなかった。

知ろうとしなかったんだと思う。

 

毎日きちんと来て、まじめに仕事をしてくれていた。

「なにかあったら言ってね」って言っていても、なにも言わなかったし、言いたくなかったんだと思う。

 

そのアルバイトの子は、突然来なくなった。

連絡もとれない。

 

そして結局そのままお店には一度も顔を出さなかった。

店長の私のコミュニケーション不足だ

そのときになってはじめて気がついた。

 

彼女はさみしかったんだと思う。

毎日まいにち早朝からはたらいているのに、店長のこころは自分を見ていないって。

さみしかったんだと思う。

 

わたしはそのことに気付けなかった。

 

毎日遅刻もせずにきちんとはたらいてくれる子って安心していた

 

そう、安心していた。

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アルバイトは自分の子供

アルバイトの子たちは子供といっしょだ。

問題をおこしたり、遅刻ばっかりしたり、反抗してきたりする子ほど一生懸命わたしも向き合おうとする。

話しを聞いて、わたしの思いもいっぱい伝える。

その子のことをいつも気にかけ、声をかける。

 

でも反対に、とてもいい子でおとなしくアピールして来ない子は安心してしまう。

今のままで大丈夫だって。

 

ちがう。

 

みんな愛してほしいんだ。

言わなくても、こころの奥で「ワタシを見て」って叫んでる。

 

店長に見てもらいたい認めてもらいたい褒めてもらいたい

それはみんないっしょ。

 

それを気付かせてくれた。

 

おとなしくて、目立たない子にこそ声をかけ、愛してるって伝えないといけない。

あなたがたいせつって伝えないといけない。

 

 

そのときから、店長の仕事はアルバイトを愛することだってわたしは思っている。

 

店長という存在

アルバイトの子たちにとって、店長という存在はとても大きいもの。

どれだけ他の人と仲良くたのしくしていても、店長に嫌われていると感じたらたのしくはたらけない。

 

店長の一言はすごく重い。

 

だからこそ、自分の感情にまかせて怒ったりしてはいけない。

感情で傷つけてはいけない。

 

アルバイト一人ひとりと向き合い、お互いに尊敬し合い、信頼し合える仲間でありたいとわたしは思う。

 

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