わたしが初めて店長になって、1年も経たずに閉店したお店の話

わたしは2015年から2016年、今とは違うお店の店長をしていた。

それまではわたしはアルバイトだった。

新しいお店のコンセプトに惹かれて、わたしは開店するならそのお店に行きたいとずっと言っていた。

そのタイミングで、わたしはアルバイトから社員になり、

その新店舗の店長をやらせてもらえることになった。

初めてのことばかりで充実していた。

 

でも、

お店は1年も経たずに閉店した。

 

このお店のことを思い出すことは、わたしにとって懐かしい、でもとても苦しいこと。

 

 

新しいお店のコンセプト

お店はスープにもトッピングにも野菜を使ったベジラーメンのラーメン店と

隣に併設したカフェの2店舗。

カフェではパンやサンドイッチ、野菜のスープなどを出していた。

 

珍しい有機栽培の野菜を直送してもらったりして、

野菜の産地や育て方に興味を持ったのもここでの経験。

 

アルバイトが教えてくれたこと

それまでアルバイトだったわたしには、すべてが新しいことの連続で、今思えばきっとすごく迷惑をかけていたと思う。

お店はゼロからのスタートで、店長が初心者なら、アルバイトも初心者。

全部が手探りだった。

 

わたしはここで色々な経験をさせてもらった。

いいこと、悪いこと、全部が勉強だった。

 

そのほとんどが、アルバイトの子たちが教えてくれた。

 

苦手なことにもチャレンジすると、その先にはさらにもっとやろうという気持ちが起きるということ。

1回やってダメでも違う方法を考えて何度もやってみるということ。

やらないんじゃなくて知らないんだということ。

教えるということは、自分が1番勉強になるということ。

自分がたいせつにしていることをたいせつにし続けると、みんなもたいせつに思ってくれること。

みんなで同じ目標に向かうたのしさ。

みんなで達成した時のよろこび。

 

すべてが経験してわかったこと。

 

そして

アルバイトを愛するということ。

 

 

 

このエピソードは後々一つずつ紹介したい。 

 

しあわせを感じるこころ

毎日がしあわせだった。

みんなの笑顔を見るしあわせ。

笑い合うしあわせ。

目標に向かって一緒にやるしあわせ。

 

毎日、楽しいことばかりではない。

泣けちゃうことも毎日で、

でもそれもしあわせ。

 

しあわせは追い求める先にあるのではなく、

その過程が、

よろこび、苦しみ、悲しみ全てを感じる、今がしあわせだと思った。

わたしがお店でやりたかったこと

これは今も変わらずわたしのしたいこと。

それは、たのしくはたらくということ。

 

一生懸命やると、たのしくなる。

できないことにチャレンジして少しずつ前にすすむとたのしくなる。

たのしいと、もっとやりたくなる。

 

それをお店の仕事を通して感じ、学び合いたい。

 

みんながたのしくはたらくことをたいせつにしたい。

 

一年も経たずに閉店

売り上げが思ったように伸びなかった。

 

なんとかお店を存続させようと

自分たちなりに、試行錯誤して一生懸命やった。

新商品の開発、駅前でチラシを配る、人件費削減…

 

 それでもお店の閉店は決まった。

 

 

アルバイトの子たちに伝えるまでの期間はとても辛かった。

閉店までのカウントダウンは始まっているのに、みんなはまだそれを知らない。

今までと同じようにしなくてはいけなかった。

 

それがとても苦しかった。

 

悲しみや、苦しみは

自分ひとりのもの。

 

よろこびやたのしさは誰かと共有したい。

 

でも悲しみや苦しみの真っ只中にいるとき、それを誰かに話すことができない。

 

そこから抜け出すのは自分しかできない。

 

 

そんな時、本がわたしを救ってくれた。

本を読むと自分と向き合えた。

本を読んで、自分と対話した。

 

わたしは、本が大好きになった。

アルバイトに勇気をもらった

そして、お店が閉店の時。

 

わたしはもう会社をやめようかと思っていた。

このお店で、やりたいことをやった。

 

でも、結果は閉店することになった。

 

わたしのしてきたことが、ぜんぶまちがっていたと感じていた。

 

 

でも、お店の閉店の時、みんなに一言ずつ言ってもらったことばをきいて、

わたしは勇気をもらった。

 

みんなはわたしたちがずっとやってきたこと、話してきたことを感じてくれていた。

ここではたらいてしあわせだったと言ってくれた。

 

 

1年も経たずに閉店することになったこのお店で、わたしがしてきたことはまちがってなかった。

これからわたしがしたいことの道が見えた気がした。

 

この場所で立ち止まってしまいそうだった自分は、

みんなに勇気をもらい、また前を向くことができた。

 

今思うこと

このお店で経験したことが、今のわたしをつくっている。

 

この経験をさせてくれた周りのひとたちにこころからありがとうと言いたい。

すきなようにやらせてもらえたからこそ、自分で考え行動することを知った。

 

閉店後、やろうと思ったことをやり、いまはまた次を見ている。

わたしはまた前に進んでいきたいと思う。