大人になってから小麦アレルギーになったnacoです。
アレルギーはある日突然なります。
わたしは40歳を過ぎてから小麦アレルギーになりました。
それまで、ふつうにパンやパスタも食べていました。
急に食べられなくなり、今では完全に除去しています。
パンや麺といった小麦製品そのものだけでなく、食べ物に入っている少しの小麦も体が受け付けなくなりました。
体調が悪くなりアナフィラキシーを起こし、救急車を呼んだり病院へ行くということもなんどもしています。
それまで何に小麦が使われているかなんて、気にとめていなかったけれど気にしてみるとほとんどの食べ物に小麦が使われています。
小麦を使わない食べ物を探す方が大変です。
特に外食がいちばん困ります。
少しの小麦でも食べてしまったらという恐怖があります。
外で体調が悪くなって、人に迷惑をかけてしまうかもしれない。
わたしと同じ不安で外食できない小麦アレルギーの人は、多いんじゃないかなって思います。
わたしたちは外食に楽しい時間を求めています。
でも食物アレルギーのある人は、みんなと同じものが食べられないといった制限があって、家族やお友達と外食できない、外食できるところが少ないというのが今の現状です。
それは、どうしてなんだろう、何が問題なんだろうということをわたし目線であげてみました。
アレルギーのある人は外食するときに、このことに注意してみてください。
もくじ
飲食店はアレルギー表示義務がない
外食で提供される料理の場合、アレルギー表示は義務付けられていません。
なので、メニューにアレルギー表示を書かなくても問題がないんです。
アレルギーがあると、原材料に何が使われているのかがすごく重要です。
原材料を確認できなければ、食べることができません。
市販品のものは原材料表示が義務付けされていて、この食品に何が使われているのか全部確認することができます。
確認することで、食べられる、食べられないの判断ができます。
ほとんどの飲食店でアレルギー表示がないので、アレルギーがあると食べられる食べられないの判断ができません。
このことがまず外食できない原因の1つです。
コンタミネーションの問題
原材料にアレルゲンの食品を使っていないにもかかわらず、アレルギー物質が混入してしまうことがあります。
それをコンタミネーション(コンタミ)といいます。
コンタミネーションが起きる可能性としては
- 揚げ油、茹で汁の共有
- 調理器具の共有
- お皿や調理器具の洗浄不足
などが考えられます。
これらは、お店の厨房内でのことなので自分で確認することができません。
お店の人が、どのように調理し、盛り付けをしているのかわかりません。
飲食店従業員のアレルギーの知識
いちばん大切なのは、従業員がどのくらいアレルギーの知識を持っているのかということだと思います。
お店がアレルギーの知識をきちんと把握してくれていたら、安心して注文することができます。
アレルギーがあると、ほんの少しのアレルギー物質で命を落とす可能性があるということを知っておいてほしいです。
例えば
- 蕎麦屋さんで小麦のアレルギーがあることを伝え、小麦のつかわれていないことを確認して十割蕎麦を注文した。でもうどんや、小麦入りの蕎麦と同じ釜で茹でたので、アレルギー症状がでた。
- 米粉100%と書いてあるピザを確認したにもかかわらず、グルテンが入っていた。店員はグルテンが小麦だと知らなかった。
- アレルギーがあると聞いて、出来上がった料理から箸でアレルギーのものを取り除いて提供した。
など、調理する人のアレルギーに対する意識の低さが原因の事故があります。
わたしたちアレルギーをもっている者からすると、常識のようなことも従業員は知らないことが多いです。
お店に入ってメニューにアレルゲン情報が記載されていない場合や、疑問点がある場合は店員に尋ねます。
店員から直接アレルギー情報を聞くことは安心につながったり、店員のアレルギーの知識レベルが分からないとその回答を信頼できなくなってしまいます。
小麦アレルギーのわたしたちはどうすればいいのか?
わたしが外食するときにしていることは、事前に確認することです。
このお店で食べられるかな?と思ったら、なるべく前日までにお店へ電話して、自分が小麦アレルギーであることを伝え、その上で何が食べられるのか、食べられるものがあるか確認します。
この際に要望も伝えられたらいいですね。
- サラダにはドレッシングをかけないでほしい。
- 味付けは塩胡椒のみでいい。
など、お店で負担にならない程度のことなら伝えていいと思います。
事前に確認することで食べられるものがわかり、お店側も当日の従業員に伝達をしておいてくれるかもしれません。
電話で確認することをわたしはおすすめします。
ファミレスやチェーン店のアレルギー対応メニュー
最近では、ファミレスやチェーン店の方がアレルギー対応メニューのあるところが増えています。
例えば、モスバーガーやカレーハウスCoCo壱番屋、デニーズなどのファミリーレストランなどでは低アレルゲンメニューがあります。
この場合、個包装されていて店舗で温めるだけですが、コンタミネーションの危険はありません。
こういった店舗では従業員の教育もしっかりされているところが多いように感じます。
小麦アレルギーが外食できない3つの理由のまとめ
- 飲食店はアレルギー表示義務がない
- コンタミネーションの問題
- 飲食店従業員のアレルギーの知識
今回この3つのわたしが外食できない理由をあげました。
まず飲食店は、アレルギーの知識がないものと思って事前に確認してみましょう。
電話で問い合わせても店側の対応によっては嫌な思いをする事もあります。
そのようなお店はたとえ行ったとしても、気持ちよく安心して食事ができません。
別のお店にするという選択をした方が結果的にいいとおもいます。
小麦アレルギーでもたまには外食したい。
家族やお友達とたのしみたい。
そんなちょっとしたことがなかなかできなくて、悲しいきもちになることもあります。
理解して、ていねいに対応してくれるお店もあります。
今、インターネットやSNS、口コミでお店を知ることができます。
情報をうまく活用して、アレルギーでも食べられるお店を見つけることができるといいですね。
アレルギーを持つ人は増えていると言われています。
今後飲食店もアレルギーに対応したお店が増えていってくれると思います。
アレルギーの人もアレルギーがない人もみんながいっしょにたのしく食事ができるように、わたしも、アレルギー対応してくれるお店の情報を発信してアレルギー対応してくれるすてきなお店を応援していきたいとおもいます。