為末大著『限界の正体』>>全力を出し切って、まだ知らない自分に出会いたい

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最近、為末大さんにはまっている。

為末さんのことばはいつもわたしをびっくりさせる。

わたしが思っていることの真逆だったりする。

そして、そのことについて深く考えさせられる。

じぶんはどうなんだろうって。

 

だから本を読むのが好きなんだ。

本を読むことは、じぶんと向き合うこと。

 

為末さんの本はわたしにいろんなテーマを投げかけてくれる。

 

為末 大 さん
1978年広島県生まれ。
スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。3度のオリンピックに出場。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2017年3月現在)。
現在は、スポーツに関する事業を請け負う株式会社侍を経営している。主な著作に走る哲学、諦める力など。
為末大・侍オフィシャルサイトより引用

 

読んだ本『限界の正体』

「限界とは人間のつくり出した思い込みである」
「人は、自分でつくり出した思い込みの檻に、自ら入ってしまっている」

ほんとうの限界はじぶんが思っているよりもっと先にあって、今限界だと思っているものは社会の常識などじぶんの思い込み。

この本はがむしゃらに「限界を超えるんだ!」と叫んでいる本ではなく、どうしたら思い込みの限界の檻から抜け出すことができるのか、じぶんの可能性を信じられる人になるのかを教えてくれ、考えさせてくれる本です。

大きな夢よりも大切なこと

目の前の問題を解決し、改善を繰り返す
目標が限界の檻に変わる3つのパターン

  1. 目標にこだわりすぎる→自分を見失う 
  2. 目標が遠すぎる→続かない 
  3. 大きな目標を達成する→燃え尽きる

目標があるから頑張れる、でも目標を設定したことで限界の檻をつくってしまうことがある。

 

わたしの場合、前回15回しかできなかったから今日は20回やろうという目標をたてる。

そうすると、がんばって20回やる。

達成感!がんばった。

でも、わたしの限界は20回なんだろうか?って考えたことがなかった。

ほんとうは25回できるのかもしれない。

実は50回できるのかもしれない。

でも、目標を20回と決めたことで、20回達成した時点で満足してしまう。

だって実際苦しいし、頑張った。

これがわたしの限界っておもってしまう。

でもほんとうの限界はもっと先にあるかもしれない。

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「成功体験」は最大の障壁である

人は成功すると「このやり方が正しい」と思いがちです。
でも状況が変われば過去に成功したやり方では通じなくなることはいくらでもあります。
 
過去の成功体験から法則を導き出し、同じことを繰り返そうとするよりも、成長の角度が高い方法があります。それが新しいチャレンジです。
 

一度できたにとらわれすぎると、新しいことにチャレンジできなくなる。

この前これでできたから、今回もできるはず。

そうなると、違う方法を考えることをやめてしまうことがある。

今のやり方を捨てて、最初はうまくいかなくても違う方法に思い切って切り変えることが結果的にうまくいくかもしれない。

 

大切なのは常に変化すること。

向いてないものにこそヒントがある

「向いていないのではなく、慣れていないだけ」
そう思うようにすると、心が軽くなり、やってみようと思えるようになります。
慣れるまで続けられれば、たいていのことはできるようになるはず。

このことばがわたしに刺さった。

わたしはブログを書くことが、じぶんには向いていないんじゃないかと思っていた。

他の人が楽しそうに書くなか、わたしは書くということを苦手と感じ、わたしには無理なんじゃないか、向いてないと思っていた。

 

でも慣れていないだけなんだって思うと、ほんとうに気持ちが軽くなった。

向いてないのではなく、慣れてないだけ。

「why」ではなく「how」で考える

ワクワク感が人を動かすと考えています。
ワクワク感がないところでは、人は能動的にも、クリエイティブにもなれません。
じぶんの感情をワクワクさせるにはどうすればよいか。視点を変えて、「why(なぜ)」ではなく「how(どのようにして)」で考えてみることです。
「なぜ、宇宙が誕生したのか」を考えるより、「どのようにして、宇宙が誕生したのか」を考えたほうが、ワクワクすると思います。同じように、「なぜ、この山に登るのか」を考えるより、「いかにして、この山に登るのか」を考えたほうがワクワクします。

 なにかうまくいかないとき、「なぜ?」って考えてしまう。

なんでできないの?なんで?なんで?より、どうすればできるようになるのかを考える。

そのほうがワクワクする。

感情が行動を決めているのではなく、行動が感情を決めている

身体に起きた変化を、あとから認識することが人間にはよくあります。
楽しいから笑うのではなくて、笑うから楽しくなるわけです。

これはわたしがいつも意識してやろうと思っていること。

どんな状況にあっても笑顔でいれば楽しくなる。

じぶんが楽しんでいれば、自然とまわりも楽しくなる。

そう思ってそうしたいと、思っている。

『限界の正体』を読んで【感想】

限界は自分の思い込みや、社会の常識からできている。

本当の限界は、もっとずっと先にあって限界の檻から抜け出すためには、周囲の期待に応えようとしない、自分らしさを捨てる、目標を持たず自分の楽しめる範囲で楽しむ、変化を加えるなど、努力の仕方があると教えてくれた。

わたしにはなかった視点からの見方なんだけれど、やさしく、すんなり入ってくる。

 

読み終わったあともずっとこの本のことばがわたしの頭のなかをぐるぐるしている。

わたしは全力を出し切っているか。

量や変化を加え、本気になる。

全力を出し切って、まだ知らない限界を超えた世界を知りたい。

 

 

もういちど以前よんだ『諦める力』『逃げる自由』も読み返したいとおもう。

 

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